つわりの原因と改善方法は?

つわり 改善方法

 

妊娠初期の大きな悩みの一つに「つわり」があります。
赤ちゃんがお腹に宿り、嬉しいという思いがある反面、つわりの悩まされ辛い思いをしているという妊婦さんは多くいます。

 

一人目の妊娠でつわりがとても重く、二人目を考えてもあのつわりをまた経験することになると思うと、妊娠はちょっと・・・・
と考える方もいます。

 

このつわりはどうすれば改善できるのか、そもそもつわりはどうしておこるのでしょうか?

 

つわりが起こる原因と改善方法をご紹介して行きたいと思います。

 

つわりがおこる原因は?

 

つわり 改善方法

 

つわりが起こる具体的な原因というのは、実は医学的には特定されてはいません。
はっきりとしたことは分からないのですが、それでもある程度原因として予想されるものがあります。

 

  1. ホルモンバランスの乱れ
  2. 精神的なストレス
  3. 異物を排除しようとする働き
  4. お腹の赤ちゃんからの合図
  5. 栄養バランスの崩れ

 

この5つがつわりの原因ではないかと言われているものです。
具体的にどうしてこれが原因になるのでしょうか?

 

ホルモンバランスの乱れ

 

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妊娠している時と妊娠していないときでは、実は分泌されているホルモンが異なります。
生理から排卵までの間、エストロゲン(卵胞ホルモン)とうホルモンの分泌が活発になり、排卵から次の聖地までの間はプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンの分泌が活発になるというのは、女性のホルモンバランスとしては一般的です。
ですが、妊娠している時には、卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下し、子宮からはヒト絨毛性ゴナドトピンというホルモンが分泌されます。

 

このヒト絨毛性ゴナドトピンが分泌があるかどうかで、初期の段階で妊娠しているのかどうかを知ることが出来ます。

 

ですがこのヒト絨毛性ゴナドトピンは、嘔吐中枢を刺激するという特性があり、この特性によってつわりの吐き気が起こると言われているんです。

 

ちょうどヒト絨毛性ゴナドトピンが分泌されるのは妊娠初期から妊娠10週目にかけて大量に分泌され、その後徐々に分泌量が低下します。
つわりも妊娠初期から12週目くらいがピークといわれているため、ヒト絨毛性ゴナドトピンの刺激によってつわりが起こるというのは理に適っているんです。

 

 

精神的なストレス

 

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妊娠したということはとても喜ばしいことですが、同時にさまざまな制限が掛かるケースも多くあります。

 

お酒が好きという人なら、妊娠中や授乳期は飲酒は避けることが必要
スポーツが好きな人は妊娠中は激しい運動は避けることが必要
妊娠中は旅行も制限があり、食事にも気を付ける必要があります。

 

想像以上に精神的なストレスを感じてしまう人も多いんです。

 

精神的にストレスを感じると何が起こるのかというと、自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れるということが起こります。
妊娠中はただでさえホルモンバランスが崩れやすいうえに、ストレスによってさらにホルモンバランスが崩れるということが起こりますので、体調不良が増えることになります。

 

異物を排除しようとする働き

 

つわり 改善方法

 

お腹の中に芽生えた命は、半分は自分の卵子、半分はパパの精子です。

 

身体にとって、赤ちゃんの半分は異物であるパパの精子から出来ているため、どうしても異物としてお腹の中の赤ちゃんを判断してしまうことがあります。
ちょうど花粉症の人が花粉という異物を身体が取りこんでいしまうと、それを排除しようとするためにアレルギー反応を起こしてしまうのと同じように、残念ながらお腹の中の赤ちゃんを異物と身体が感じてしまうと、排除しようとしてつわりを起こさせる。
という説もあります。

 

ですが、胎盤で胎児とつながり、異物ではなく赤ちゃんであるということを身体が認識するようになると、このアレルギー反応が治まります。

 

赤ちゃんとママを繋ぐ胎盤が出来上がるのは、妊娠12週〜15週です。
ちょうどつわりが治まる時期と重なりますので、この説も理にかなっています。

 

お腹の赤ちゃんからの合図

 

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妊娠初期はまだ妊娠していることに気が付かないというケースは多いですよね。
不妊治療をしているという夫婦の場合には、妊娠しているかどうかを確認することが多いため、妊娠初期でも妊娠していることをしる機会は多くありますが、不妊治療をしていないという人の場合には、つわりの症状が現れて初めて妊娠に気が付く。
というケースも実際には多くあります。

 

妊娠したよ。
お腹にいまいるよ。
ママ、無理しないでね。

 

このような赤ちゃんからの合図が、つわりという説もあります。

 

妊娠初期は流産をする危険性も高く、無理な行動によって流産しないようにつわりが起こるという話しも多く聞かれます。
このあたりは昔から言われていることの一つですが、赤ちゃんには人知を超えたものがありますので、可能性として否定することはできません。

 

栄養バランスの崩れ

 

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つわりはホルモンバランすが崩れることで起こると言われていますが、実はこのホルモンバランスの崩れ自体がもともと栄養バランスが崩れることで起こることがあります。
特にビタミンB群の不足によってホルモンバランスが崩れやすくなるということが知られています。

 

ビタミンB群はホルモンバランスを整える働きがある栄養素になります。

 

ビタミンB群と言われている栄養素は8種類あります。

 

ビタミンB1・・・糖質代謝に欠かせないビタミン
ビタミンB2・・・糖質・脂質・たんぱく質の代謝に欠かせないビタミン
ビタミンB6・・・たんぱく質・脂肪の代謝に欠かせないビタミン
ビタミンB12・・・巨赤芽球性貧血予防や神経症状を予防するビタミン
ナイアシン・・・糖質・脂質・たんぱく質の代謝に欠かせないビタミン
パントテン酸・・・ストレス対策には欠かせないビタミン
葉酸・・・巨赤芽球性貧血予防や細胞を産みだすときに必要なビタミン
ビオチン・・・皮膚や髪などの健康を保つために必要なビタミン

 

これがビタミンB群の8つの栄養素になります。

 

それぞれが持つ役割はいろいろありますが、ビタミンB群は互いに協力をしながら働いています。
そのためビタミンB群はバランスよく全ての栄養素を摂取する事が必要です。
ですが、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB12、ビオチンの7種類については比較的不足しにくい栄養素ですが、葉酸は不足しがちな栄養素になっています。

 

栄養バランスの崩れによって、身体がに必要な栄養素がしっかりと取れないことでもつわりが起こります。
とくに栄養素を運ぶ役割を持つ血液をつくる作用や、血液循環を行うといった作用がしっかりと行わなければ、どうしても栄養素が送られずつわりの症状が悪化してしまいます。

 

ビタミンB群の仲間であるビタミンB12や葉酸は、造血作用を持つビタミンなので、この二つの栄養素の不足は、つわりに繋がることにもなります。

 

またビタミンB群は小腸で吸収されますが、妊娠初期は便秘に悩まされる人も多く、腸内環境がわるくなり、ビタミンB群の吸収自体が悪くなってしまう不足するというケースもあります。

 

つわりを改善させる2つのポイント

 

つわり 改善方法

 

つわりが起こる原因を5つ紹介しましたが、このうちヒト絨毛性ゴナドトピンというホルモンの働きや異物を排除しようとする働き、お腹の赤ちゃんからの合図といったものは、改善の余地はないですよね。
時間が経ち、ヒト絨毛性ゴナドトピンというホルモンの分泌が低下するのを待つ、胎盤が完成して赤ちゃんを身体が認識してくれるのを待つ、お腹の赤ちゃんに安心してお腹にいても大丈夫と思ってもらうことが出来るのを待つという、時間が解決するのを待つ以外にはありません。

 

ですが、他のことが原因という場合いは、改善していくこともできます。

 

改善できるポイントとしては

 

  • リラックスしてストレスを溜めないようにする
  • 栄養バランスを整えてホルモンバランスを整えるようにする

 

という二つのポイントがあります。

 

リラックスすることは改善効果が高い

 

つわり 改善方法

 

つわりが酷い時に、実家に帰りゆっくりと過ごす時間が取れるだけでも、つわりの症状が軽くなるという人もいます。
公園などに散歩に行くことで驚くほどつわりの症状が軽くなるという人もいます。
女子会で仲のいい友達と思いっきりおしゃべりをしていたら、つわりで食欲がないのに食事が出来たという人もいます。

 

これらの共通点として、リラックスできていてストレスを上手に解消できているという点です。

 

ストレスを解消することができるポイントは人それぞれによって異なります。
自分にとってどのような方法が一番ストレス解消になるのかということを、常に3つくらい考えておくといいですよ。

 

栄養バランスを整える

 

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栄養バランスを整えることはホルモンバランスを整えるうえでも非常に大切です。
またママの身体、赤ちゃんの身体はママが食べた食べ物で出来るということを考えれば、栄養バランスが取れた食事というのはとても大切になってきます。

 

ですが、つわりの症状によって栄養バランスどころか食事自体もとれないというママも多くいますよね。

 

せめてホルモンバランスを整える効果があるビタミンB群だけでも、積極的に取り入れたいというのが本音の部分です。

 

ビタミンB群はトータルとしてバランスよく摂取することが大切です。
協力して働くビタミンB群は、もともと取り入れやすいものと、不足しがちなものに分けることが出来ます。

 

ビタミンB群の中でも、特に妊娠中の女性はビタミンB6、ビタミンB12、葉酸については気を付けて摂取をしたい栄養素になります。

 

ビタミンB6はたんぱく質や脂肪の代謝に必要な栄養素で、もともとは腸の中に住んでいる腸内細菌で合成されるので不足しにくい栄養素ですが、妊娠中の女性の場合には、腸内環境が悪化し、ビタミンB6が不足することがあります。
たんぱく質や脂肪の代謝がうまくできず、胃もたれなどを起こし気持ち悪くなるというケースがありますので、アメリカなどではつわりにはビタミンB6を栄養補助食品として取り入れることがつわりの治療として行われてます。

 

ビタミンB12と葉酸はともに赤血球の形成や再生を正常に行わせるためには必要な栄養素になっています。不足することで巨赤芽球性貧血(悪性貧血)になってしまいます。

 

赤血球は酸素を送る役割がありますが、ビタミンB12や葉酸が不足すると、身体に必要な酸素が充分に供給されず酸欠の状態になるためにつわりの症状が起こります。
とくに葉酸は造血作用以外にも、細胞を新しく作り出すときに、正常な細胞を産みだすために必要な栄養素になっているんです。
妊娠中の女性は通常の2倍の葉酸が必要であると厚生労働省から通知が出ているくらい、妊娠中には必要不可欠な栄養素です。

 

これは妊娠中の女性は細胞分裂が特に活発な胎児を胎内で育てているということに理由があります。
自分自身の新陳代謝に必要な葉酸と、胎児の成長に必要な葉酸を取り入れる必要があるためなんです。

 

つわり改善、胎児の成長のために葉酸は大切

 

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ビタミンB群の栄養素は、つわりの改善のためにとても大切です。
特にビタミンB群の中でも妊娠中はとくに通常よりも2倍の摂取が必要で、もともと食生活からの摂取でも不足しがちな葉酸は、とくに気を付けて摂取したい栄養素になります。

 

実は厚生労働省の通知では、葉酸については食品からの摂取の他に、栄養補助食品からの摂取が一日に400μg必要。という記載があります。

 

食品からの摂取の他にとわざわざ書かれているのには理由があります。

 

一つは葉酸自体が食品からの摂取では吸収率が悪いという点です。
ビタミンB群の特徴として水溶性のビタミンであり、熱に弱いとい弱点があります。

 

葉酸を含む食品は加熱して食べるというものがとても多く、加熱によって葉酸が損なわれてしまうんです。
さらに吸収率が悪いので、食品からの摂取では不足しがちなんです。

 

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栄養補助食品、つまりサプリメントの葉酸にも、吸収率のよいモノグルタミン酸型葉酸を使っているものと、吸収率が悪いポリグルタミン酸型葉酸を使っているものに分けることが出来ます。

 

サプリメントとして取り入れる必要があるのは吸収率が良いモノグルタミン酸型葉酸で、モノグルタミン酸型葉酸を一日400μg摂取することが推奨されています。

 

また、葉酸以外にも必要な栄養素を同時に摂取出来れば、つわりで食欲がない時期でも栄養バランスを崩しにくくなり、ホルモンバランスも安定してきます。

 

葉酸とともに、葉酸と一緒に働くビタミンB12、またアメリカでつわりの治療薬としても使われるビタミンB6が同時に取り入れることが出来るサプリメントであれば、よりつわりに効果的に働きます。

 

 

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